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頃安雅樹

極東産機株式会社からKLASS株式会社に社名変更して1年が経過しました。Kyokuto Life Advanced Solution Service、新社名に込められたこの想いを社員全員で共有するとともに、新たに構築した理念体系の浸透を図るべく努力してまいりました。
さて、当社の各セグメントの事業は、「サステナビリティへの貢献」というキーワードで特徴づけることができます。
・プロフェッショナルセグメントのインテリア事業と畳事業は、施工・製造の自動化機器を核として、職人技の発揮を可能とする時間・マンパワーを生み出すことにより、その業界の存続・発展に貢献します。
・コンシューマセグメントのコンシューマ事業は、ユニークな畳商品とそこから派生する各商品によって、日本文化の継承・存続に貢献します。かたやソーラー・エネルギー事業は、クリーンエネルギーの供給等の観点から地球規模での脱炭素に貢献します。
・インダストリーセグメント、ニュー・インダストリーセグメントの各事業は、二次電池製造装置を始めとする脱炭素関連製造装置の製造による地球環境保全への貢献はもとより、幅広い自動化・省力化装置の開発により、人間の労働環境と生活環境の改善・向上に貢献します。
以上のことは、まさに当社新理念体系の「Mission」に掲げた「人と社会と環境への貢献」にも叶うものであります。
2024年10月からの新年度は、「CI・ブランディング基本方針」により新理念体系の更なる浸透を図りつつ、「サステナビリティ基本方針」に基づいて以上述べた各事業を推進するとともに、当社中期ビジョン「ビジョン80」で定めた「2.4次産業型企業」を目指すべく新たにソリューション&ネットワーク事業部を設けるなど、「2.4次産業型企業基本方針」に基づく新事業を推進してまいります。
以上の施策の推進は、いずれも当社が長年蓄積している種々の無形財(無形の経営資源)、具体的には機械・工具のユーザー、代理店等の販売ルート、地元やマーケットでの知名度、ITシステムを活用したソリューション力、顧客要望による機器の設計開発技術力等を最大限に活用してなし得るものでありますが、その結果、更なる新商品、サービス、新事業を生み出すことにより、利益率、総資産回転率の改善によるROE向上を実現し、もって、中長期的な企業価値の向上を図ってまいります。
今後とも、ご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
(※)「2.4次産業」:
製造業(2次)とサービス産業(3次)の互いの接近がコロナを契機に加速するが、各々の基本的性格の転換までは行かず、2→2.4で、3→2.6で留まるであろうという一橋大学名誉教授伊丹敬之氏の言説

代表取締役社長 頃安雅樹